錦山まる通信 ~鯉が如く~

「オリジナル作品でのアニメ化」を志すマンガ家錦山まるの活動日記。

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レビューサイトで取り上げていただきました!

なんと!

僕のうつ病自伝マンガをレビューサイトにて取り上げていただきました!

アニメ声優を徹底解析!これで君もオタク街道まっしぐらブログ

こちらで「うつと激闘する漫画家」というタイトルで取り上げていただきました。
詳細に僕のマンガを解説していただけて感謝感激です。なかなか詳しいレビューを拝見する機会がなかったぶんこちらの記事を見たときは本当に嬉しかったです。記事作成者様本当に有難う御座います。急ピッチで書き上げていただき本当に嬉しかったです。

目にしていただく機会が増えることで病気について沢山の人に知っていただけたらと思います。

完治?前向き?

※医療用語的には正しくない表現らしいですがあえて使ってます。ご了承ください。

僕はずっと「うつ病を完治させて元のように働こう」「悪いことは考えないようにしよう」と治療してきました。薬が0になり2度と診察を必要としない健康な脳に戻ることが絶対。悪いことを考えると体にも良くないからプラスのことだけを考えよう。常にそんな風に考えてました。入院して他の患者さんの話を聞いてみても同じような人が何人もいました。

確かにそれも良いかもしれません。そうなるに越したことはないのかもしれません。ですが「⚪︎⚪︎でなければならない」なんてあるんでしょうか?僕は入院してみて強制的にマンガと切り離された生活をする内にそんな疑問を持ちました。

精神疾患は完治させなければいけないのでしょうか?薬が0にならなければいけないのでしょうか?性格は前向きでなければいけないのでしょうか?後ろ向きな考えはしてはいけないのでしょうか?僕はそんなことはないと思います。不治の病を抱えても普通に働いている人はいくらでもいますし、性格が後ろ向きだったり暗かったりしても普通に暮らしている人はいくらでもいます。同じく、精神疾患を抱えていながら活躍してる人もいくらでもいますし、この人どこまでマイナス思考なんだ?と思う位後ろ向きでも活躍してる人などいくらでもいます。

精神疾患にかかったらもう不幸決定なのでしょうか?完治させなければ不幸決定なのでしょうか?性格は前向きでなければ不幸決定なのでしょうか?精神疾患にかかったら、完治させなければ、前向きでなければもう負けなのでしょうか?活躍は出来ないのでしょうか?もうダメなのでしょうか?やはりそんなことはないと思います。そんな決まりはどこにもありません。「⚪︎⚪︎でなければならない」と決めつける必要はないと思います。

僕は精神障害者で、世間一般から見ればハンデを抱えているということになるかもしれません。ですがだからと言って不幸決定だとか負けだとかダメだとかは考えていません。勿論完治に越したことはありませんが、仮に一生薬が必要になったとしても僕は構いません。自分が前向きなのか後ろ向きなのかは分かりませんが、別にどちらであっても構いません。また、完治しなくても前向きでなくても恥じる必要もないと思います。僕はまた漫画家に戻り夢に向かって活動していければそれで良いと思ってます。

色々な人がいますし病気の種類も重さも違うのですから僕の「完治だけが、前向きになることだけが全てじゃない」という考えを押し付ける気はありません。ただ、完治させなければ、前向きでなければ働けないわけじゃないですし人間生活が出来ないわけではないことは確かです。⚪︎⚪︎でなければならないと決めつけないというのもたまには良いんじゃないでしょうか。

最後に、話は飛びますが僕はうつ病になったことを悲観し恥じていました。今も全くそういう気持ちがないわけではないです。でも今後変に隠すつもりはありません。医師は、僕がうつ病になったのは働き過ぎと休まな過ぎが原因だと言いました。それについて未だに納得いかない点はあります。ですが、結果として病気なった以上自分のやり方は間違っていたということですが、それでも自分なりに必死にやった結果なので何ら恥じる必要はないと思ってます。また、隠し続けてうつ病をただの黒歴史にしてしまったら僕の為に必死になってくれた人や治そうと必死に頑張った過去の自分に申し訳ない気がするのでこれからも隠しません。当事者ならではの視点で発信していきます。


錦山まるの近況(精神病院入院から退院まで)

ご無沙汰しております、錦山まるです。およそ三ヶ月ぶりの更新ですね。

ツイッターでは以前簡単に近況報告をさせていただきましたが、今回はブログということでより詳細に書きます。

僕は3月5日から5月15日までとある精神病院に入院しておりました。僕は以前にも書きましたが重度のうつ病で二年前からまともに人間生活を送れずずっと休職しておりました。好きでなった漫画家を続けられない・元のように働けない・周囲の作家さんが先へ進んでいくのを見ているしか出来ない・自分よりよほど働いているのに健康なままの作家さんがただひたすら羨ましい・うつ病を馬鹿にする人達程の社会生活も営めない・誰かの援助を受けなければ生活もしていけない…これらは僕に辛い現実としてのしかかり、それなりに充実していたつもりだった日々は一転して生き地獄と化しました。マンガから離れ治療に専念しなければならない生活はただひたすら辛く屈辱的で自分のプライドはズタズタでした。まともに人間生活すら送れない現状を悲観し毎日死にたいと考え、何度も自殺を具体的に考えたり同居人に訴えたりしました。毎日が希死念慮との戦いです。自伝マンガをご覧いただけば分かりますが同居人は必死で僕を守ろうと僕の病気と戦ってくれました。ですがそんな同居人にすら暴力を振るい、時には首を絞める程に僕は自分を抑えられなくなりました。復帰に向けてリハビリをしていったり少しずつ編集部と打ち合わせをしていったりするにつれ再び悪化しては同じことを繰り返しました。

その内に、必死で押さえていた希死念慮がとうとう押さえられなくなり3月2日に自殺を実行に移しました。大量服薬と首吊りをし、仕事から帰ってきた同居人がそれを発見し救急車を呼び警察まで出動する事態となりました。ですが幸い何のダメージもなく僕は助かりすぐに帰宅となりました。

身内は当然僕はもう1人にしておけない状態だと判断し、父が必死に探した評判の良い精神病院に入院することになりました。元々うつ病にすら偏見を持っていたくらいですから精神病院に良いイメージなどあるわけがありません。精神病院に入院するというのはそれだけで大きなショックでした。待ち受けていたのは隔離病棟という、ドアは勿論窓すら開かない24時間監視下におかれる今まで体験したことのない環境でした。その中で更に僕は隔離部屋に閉じ込められ、24時間部屋から一歩も出られないという状態になりました。死にたい気持ちは当然おさまっていませんから更なる生き地獄です。何の自由もありません。ただただひたすら辛かったです。自分の現状全てを憎みました。希望なんてものは一切あるわけがありません。自分は一生ここから出られないか、出たり入ったりを繰り返すかだろうとしか思えませんでした。ですが、看護師さんの対応や薬やマンガから完全に離れたことなどからか少しずつ変化がおき、いつの間にか死にたい気持ちは完全になくなっていました。

環境というのは大きなもので毎日きちんと薬を飲み看護師さんからチェックを受け、週に一回診察を受け、隔離が解け他の患者さん達と楽しく過ごす内に僕は少しずつ確実に回復していきました。僕は運がいいのかやはり環境には恵まれるようです。そして、三ヶ月以上かかると言われていた僕の入院生活は二ヶ月と十日で終わりました。そして、今もまだまだ病気は治ってはいませんがこうして自身を振り返るくらいは出来るようになりました。

入院してみて改めて思い知らされたのは、自分が当たり前に過ごしてきた「日常」というものがどれ程ありがたく幸せなことだったかということ。歩いてどこにでも行ける「自由」というのがどれ程凄いかということ。そして、人は1人では生きていけないんだということです。もし父があの病院を見つけてくれなかったら、もし両親が入院費を出してくれなかったら、もし同居人が必死で僕を守ろうとしてくれなかったら、もし看護師さんや主治医があそこまで親身でなかったら、もし他の患者さん達が僕と仲良くしてくれなかったら、きっと僕は回復出来ていなかったと思います。もしかしたらもう自殺を成功させてしまっていたかもしれません。特に同居人が彼女でなければそうだったと思います。自分はやはり恵まれていたようです。

うつ病は精神を簡単に蝕み、時には体の自由さえ奪います。なった人なら分かりますが文字通りの生き地獄です。僕もまだまだ当分漫画家復帰は難しそうな治療中の身ですし、退院したことでまた辛い現実と向き合わなければならず辛い日々ですが、それでも断言できます。うつ病は別に1人で戦わなきゃいけない決まりなんてないんです。辛いのなら誰かを頼っていいんです。理解ある人に頼っていいんです。相手は病院かもしれない家族かもしれない友達かもしれない。1人で辛さを抱え込む必要なんてありません。1人じゃ無理だからって何も恥じることはありません。治ればいいんです所詮病気なんだから。骨折してる人が他人に力仕事を任せるのと同じです。無理する必要なんてありません。そして、どうか自殺を選ばないでください。希死念慮は本意ではなく単なる症状です。自殺は周りの人全てをきっと一生分傷つけ、何より今まで必死に病気と戦ってきたご自分の努力を全て無駄にしてしまいます。

最後に、僕はたくさんの人にご心配をおかけしたことを深く反省しております。自殺という最悪の選択をしたことを後悔し、また恥じております。おかげさまで今は全く死にたい気持ちなどありません。復帰に向けて治療を続けていきます。そして、恵まれた環境にいることに感謝します。今後はまず家事をやり自伝マンガを描き同人誌を描きいずれ商業復帰しようと考えています。今後何が待ち受けているか分かりません、また悪化する可能性も充分あります。ですがもう2度と同じことはしません。少しずつでも前に進んでいこうと思います。

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うつ病と言う病気

今回は病気についての記事です。
他の患者さんや、身近にうつ病の方がいらっしゃる人のちょっとした助けにでもなればと思います。

※まとまりのない文章で読みづらいかと思いますがよかったら読んでください。

病気を公にしてから約二ヶ月がたちました。
公にしたことで多くの方々から心配の声をいただきました。応援だったり励ましだったり共感だったり本当に多くのメッセージをいただき「まさかこんなにくるとは!」と正直驚きました。思っていた以上に多くの方々の支えのもとに生きているのだなと改めて感謝しました。新作も全く発表出来ていない僕にメッセージを送っていただき本当に有難う御座いました。これからも応援よろしくお願いします。

病気と診断されてから8ヶ月近い時間が過ぎたのですが、この間病気に関して様々な出来事がありました。あるだろうなと思っていましたがまずは誹謗中傷です。以前にも書きましたがうつ病と聞くと皆様はどのようなイメージをお持ちになるでしょうか?最近はうつ病がテレビで放送されたりするようになり少しずつ認知度は上がってきた気がしますが、それでもまだまだ根強い偏見や誤解が残っています。よく聞く例として「弱い奴がなる甘え病」「だらけているだけ」「適応力がない奴」「現代っ子がなる怠け病」などがあります。患者として非常に悲しい話ですがこういった声が想像以上に多いのが現実です。
これら以外に僕がかけられた言葉も一例として載せておきます。「結局は甘えなんだよ」「薬なんか飲んでも治らないよ」「仕事もプライベートも上手く行ってるくせに何がうつ病だよ」「お前なんかとは気合が違う」「お前なんかより支えてる彼女の方がよっぽど大変だよ」「え?何?薬飲んでんの?」「たかだか2~3ヶ月なんて大した事ねぇだろ」

僕はかなり環境に恵まれている方だと思いますがそれでもこういった声はあります。理解ない環境にいる患者さんはこれどころではないのではないでしょうか?テレビや雑誌や本などであれだけ取り上げられても影響力ある著名人が公表してもこれが現実です。癌などと並ぶ五大疾病に認定されてもこれだけ誤解や偏見はあります。こういったものが減り、体や精神の異変を認め心療内科を受診する人、うつ病と診断され治療に専念する人が増えるにはまだまだ時間がかかりそうです。

ここからは治療についてです。
うつ病の治療は当然ですが主治医と患者とが相談しながら決めていくものです。うつ病に限らずどんな病気でもこれが基本なのですが、巷には偏った情報が溢れています。僕がうつ病患者だから余計に目に付くのかも知れませんがかなり多いのは「抗鬱薬や向精神薬は飲むな」だと思います。こういった話を謳っている人たちの言い分は大体「抗鬱薬向精神薬を飲むと依存症になり体がボロボロになり薬漬けにされてしまう。国や製薬会社や精神科医が設けるためにうつ病の患者を利用している。今すぐ断薬しましょう。」といった感じです。これらを謳うだけならまだマシかもしれませんが更に悪質になると「断薬しうつ病を治していくためにうちのセミナーを受講しましょう。」などと誘ってくる場合もあります。本当に悪質ですね。

薬害はたしかにありますし、処方された薬が合わなければ副作用がでたり思うように回復が進まなかったりすることもあるでしょう。ですがうつ病の治療の基本は投薬と休養です。どうか上記のような偏屈な(もっと言ってしまえば中二病)情報に耳を貸さずご自身の治療に専念しましょう。そしてもし身近な患者さんがおかしな情報に惑わされていたらまともな治療を続けられるよう諭してあげてください。
うつ病は治療が難しく1~2ヶ月ですぐ良い結果が出るほど甘い病気ではありません。面識もない人たちの変な情報など放っておき自分の主治医と相談しながらご自分にあった治療を見つけ、ゆっくりしっかり確実に治して行きましょう。

☆プロフィール☆

錦山 まる

Author:錦山 まる
 (にしきやま まる)
当サイト内の文章・マンガ・イラストは全て無断転載・加工厳禁です。

現在漫画・イラストのお仕事を募集しております。下記のアドレスまでお願いします。
連絡先 nishikiyamamaru☆yahoo.co.jp
(☆を@に変えてください。)

   
   ☆マンガ歴☆

●2009年月刊少年エース1月号~2010年月刊少年エース3月号
「テラバイト卍」掲載(読み切り)
●2010年月刊少年エース7月号
「おたユーレイ」掲載(読み切り)
●2010年月刊少年エース10.1月号
「おたユーレイ」(別キャラ版)掲載(読み切り)
●2010年月刊少年エース12月号
「独裁掌握!ひとらちゃん」掲載(読み切り)
●2011年月刊少年エース4・7・10月号
2012年月刊少年エース4月号
「ヤンツン少女」掲載(読み切り)
●2012年月刊少年エース8月号
「マッスリング!」掲載(読み切り)
●2011年4コマnanoエースvol.1~vol.16「おたユーレイ」連載
●2012年4コマnanoエースvol.19「洒落怖!?はっしゃく様」掲載(読み切り)
●2013年4コマnanoエース2月号「おたユーレイ」掲載(読み切り)
●2013年4コマnanoエース5月号「萌えてアイリス」掲載(読み切り)

おたユーレイ (カドカワコミックス・エースエクストラ)おたユーレイ (カドカワコミックス・エースエクストラ)
(2012/12/29)
錦山 まる

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