錦山まる通信 ~鯉が如く~

「オリジナル作品でのアニメ化」を志すマンガ家錦山まるの活動日記。

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錦山まるの近況(精神病院入院から退院まで)

ご無沙汰しております、錦山まるです。およそ三ヶ月ぶりの更新ですね。

ツイッターでは以前簡単に近況報告をさせていただきましたが、今回はブログということでより詳細に書きます。

僕は3月5日から5月15日までとある精神病院に入院しておりました。僕は以前にも書きましたが重度のうつ病で二年前からまともに人間生活を送れずずっと休職しておりました。好きでなった漫画家を続けられない・元のように働けない・周囲の作家さんが先へ進んでいくのを見ているしか出来ない・自分よりよほど働いているのに健康なままの作家さんがただひたすら羨ましい・うつ病を馬鹿にする人達程の社会生活も営めない・誰かの援助を受けなければ生活もしていけない…これらは僕に辛い現実としてのしかかり、それなりに充実していたつもりだった日々は一転して生き地獄と化しました。マンガから離れ治療に専念しなければならない生活はただひたすら辛く屈辱的で自分のプライドはズタズタでした。まともに人間生活すら送れない現状を悲観し毎日死にたいと考え、何度も自殺を具体的に考えたり同居人に訴えたりしました。毎日が希死念慮との戦いです。自伝マンガをご覧いただけば分かりますが同居人は必死で僕を守ろうと僕の病気と戦ってくれました。ですがそんな同居人にすら暴力を振るい、時には首を絞める程に僕は自分を抑えられなくなりました。復帰に向けてリハビリをしていったり少しずつ編集部と打ち合わせをしていったりするにつれ再び悪化しては同じことを繰り返しました。

その内に、必死で押さえていた希死念慮がとうとう押さえられなくなり3月2日に自殺を実行に移しました。大量服薬と首吊りをし、仕事から帰ってきた同居人がそれを発見し救急車を呼び警察まで出動する事態となりました。ですが幸い何のダメージもなく僕は助かりすぐに帰宅となりました。

身内は当然僕はもう1人にしておけない状態だと判断し、父が必死に探した評判の良い精神病院に入院することになりました。元々うつ病にすら偏見を持っていたくらいですから精神病院に良いイメージなどあるわけがありません。精神病院に入院するというのはそれだけで大きなショックでした。待ち受けていたのは隔離病棟という、ドアは勿論窓すら開かない24時間監視下におかれる今まで体験したことのない環境でした。その中で更に僕は隔離部屋に閉じ込められ、24時間部屋から一歩も出られないという状態になりました。死にたい気持ちは当然おさまっていませんから更なる生き地獄です。何の自由もありません。ただただひたすら辛かったです。自分の現状全てを憎みました。希望なんてものは一切あるわけがありません。自分は一生ここから出られないか、出たり入ったりを繰り返すかだろうとしか思えませんでした。ですが、看護師さんの対応や薬やマンガから完全に離れたことなどからか少しずつ変化がおき、いつの間にか死にたい気持ちは完全になくなっていました。

環境というのは大きなもので毎日きちんと薬を飲み看護師さんからチェックを受け、週に一回診察を受け、隔離が解け他の患者さん達と楽しく過ごす内に僕は少しずつ確実に回復していきました。僕は運がいいのかやはり環境には恵まれるようです。そして、三ヶ月以上かかると言われていた僕の入院生活は二ヶ月と十日で終わりました。そして、今もまだまだ病気は治ってはいませんがこうして自身を振り返るくらいは出来るようになりました。

入院してみて改めて思い知らされたのは、自分が当たり前に過ごしてきた「日常」というものがどれ程ありがたく幸せなことだったかということ。歩いてどこにでも行ける「自由」というのがどれ程凄いかということ。そして、人は1人では生きていけないんだということです。もし父があの病院を見つけてくれなかったら、もし両親が入院費を出してくれなかったら、もし同居人が必死で僕を守ろうとしてくれなかったら、もし看護師さんや主治医があそこまで親身でなかったら、もし他の患者さん達が僕と仲良くしてくれなかったら、きっと僕は回復出来ていなかったと思います。もしかしたらもう自殺を成功させてしまっていたかもしれません。特に同居人が彼女でなければそうだったと思います。自分はやはり恵まれていたようです。

うつ病は精神を簡単に蝕み、時には体の自由さえ奪います。なった人なら分かりますが文字通りの生き地獄です。僕もまだまだ当分漫画家復帰は難しそうな治療中の身ですし、退院したことでまた辛い現実と向き合わなければならず辛い日々ですが、それでも断言できます。うつ病は別に1人で戦わなきゃいけない決まりなんてないんです。辛いのなら誰かを頼っていいんです。理解ある人に頼っていいんです。相手は病院かもしれない家族かもしれない友達かもしれない。1人で辛さを抱え込む必要なんてありません。1人じゃ無理だからって何も恥じることはありません。治ればいいんです所詮病気なんだから。骨折してる人が他人に力仕事を任せるのと同じです。無理する必要なんてありません。そして、どうか自殺を選ばないでください。希死念慮は本意ではなく単なる症状です。自殺は周りの人全てをきっと一生分傷つけ、何より今まで必死に病気と戦ってきたご自分の努力を全て無駄にしてしまいます。

最後に、僕はたくさんの人にご心配をおかけしたことを深く反省しております。自殺という最悪の選択をしたことを後悔し、また恥じております。おかげさまで今は全く死にたい気持ちなどありません。復帰に向けて治療を続けていきます。そして、恵まれた環境にいることに感謝します。今後はまず家事をやり自伝マンガを描き同人誌を描きいずれ商業復帰しようと考えています。今後何が待ち受けているか分かりません、また悪化する可能性も充分あります。ですがもう2度と同じことはしません。少しずつでも前に進んでいこうと思います。

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☆プロフィール☆

錦山 まる

Author:錦山 まる
 (にしきやま まる)
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   ☆マンガ歴☆

●2009年月刊少年エース1月号~2010年月刊少年エース3月号
「テラバイト卍」掲載(読み切り)
●2010年月刊少年エース7月号
「おたユーレイ」掲載(読み切り)
●2010年月刊少年エース10.1月号
「おたユーレイ」(別キャラ版)掲載(読み切り)
●2010年月刊少年エース12月号
「独裁掌握!ひとらちゃん」掲載(読み切り)
●2011年月刊少年エース4・7・10月号
2012年月刊少年エース4月号
「ヤンツン少女」掲載(読み切り)
●2012年月刊少年エース8月号
「マッスリング!」掲載(読み切り)
●2011年4コマnanoエースvol.1~vol.16「おたユーレイ」連載
●2012年4コマnanoエースvol.19「洒落怖!?はっしゃく様」掲載(読み切り)
●2013年4コマnanoエース2月号「おたユーレイ」掲載(読み切り)
●2013年4コマnanoエース5月号「萌えてアイリス」掲載(読み切り)

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